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クローズド・キャプションの歴史
クローズド・キャプションのシステムは聴覚障害者も公平に情報アクセスできるようにとの考えから、アメリカ合衆国の社会政策として推進されました。特に1990年、障害による差別を禁止するADA法(Americans
With Disabilities Act)が成立し、テレビデコーダー回路法では13インチ以上のテレビにデコーダーの内蔵を義務づけたため、クローズド・キャプションは全米で急速に普及しました。FCC(Federal
Communication Commission)は2004年の1月までにクローズド・キャプションをテレビで放映される新番組の75%に入れるように定めています。
このように聴覚障害者向けにアメリカで整備されたクローズド・キャプションですが、耳が遠くなった高齢者の視聴補助、読み書きができない大人の文字学習、幼児・子どもの文字学習、400万人規模の移民の英語学習、さらにはスポーツバーなどにぎやかな場所でのテレビ上映など広い用途が次第に認識され、広く、深くアメリカ社会に浸透してゆきました。
わが国でもこの動きに触発され、家電メーカーが外付け型のクローズド・キャプション・デコーダーやデコーダー内蔵型のテレビやビデオデッキを発売しました。しかし、当時の外付け型デコーダーはビデオデッキ並みの大きさで、価格が10万円以上したこともあって、個人ユーザーには容易に普及しませんでした。ほとんどのデコーダーは家電店の店頭に置かれていて、英語を学んでいる人の目にとまる機会がなかったということもあります。
結局、クローズド・キャプションがわが国で本格普及するのは1990年代後半、日本発売の洋画ビデオにクローズド・キャプションを収録したものが急増した頃で、デコーダーも小型で低価格のものが登場してきました。
>>クローズド・キャプション・デコーダーの紹介
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